2012.12.08 Saturday 13:34

山田町のホームセンター。


私は、スーパーマーケットとホームセンターが大好きです。

そのなかでも、地方色のあるコーナーが。

いま滞在中の名古屋のスーパーは、赤味噌モノが充実。
広島はお好み焼きコーナーが広く、
福岡は、明太子のくずれたのを格安で売っている。

そういうのを見つけてはにんまりするのが、旅先でのお楽しみなのです。

11月の旅先は、山田町。

用もないのにそそくさと立ち寄ったのは、ホームセンター「ホーマック」。

津波による被害で、しばらく仮店舗で営業されていましたが、
このたび改装され、めでたく立派な建物がたちました!

どーん。



さあ、山田らしいもの、なにかあるでしょうか。

お。さっそく発見。

「わかめ」。





わかめ、箱のみ。

さすが三陸ど真ん中。

山田湾でとれたわかめを入れて、送ったり売ったりするのでしょうか。


おおっ。すごいの発見。

新巻鮭専用箱!





箱を売ってるとこはじめて見ました。

こんなにたくさん!?


山田町の川には、この季節、鮭がうようよとのぼってくるそうです。

雨上がりなんかには、川べりでピチピチはねているとかいないとか。


青空の下には、鯉じゃなくて、鮭が泳いでいました。






これは「山田商店街」にある佐野鮮魚店さんの新巻鮭。

つくる方によってそれぞれのこだわりがあるそうで、

「○○さんの鮭を毎年買う」と決めている人も多いのだとか。


鮭のおなかにいるものといえば、そう、イクラ。

山田町では「はらっこ」と呼ばれています。

それを入れる容器も、この充実ぶり!





いいねぇ。山田に来た!ってかんじがするよ。

外のコーナーには、灯油のポリタンクなどと並んで、水色のボートみたいなのが売っていました。





なんだいなんだい?






軽トラの荷台に積む水槽ですか!

お値段は、59800円

自信ありげに赤字でどでかく書いてあるけど、高いのか安いのかさっぱりわからないよ〜。


あー、楽しかった!

また違う季節にもいってみよう。
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2012.11.28 Wednesday 14:32

山田町の本屋さん。

 山田マチですので、山田町におじゃましてまいりました。


毎回必ず伺っているのは、山田町にある唯一の本屋「大手書店」さん。

駅前にあった店舗とお家は津波によって失ってしまいました。

長引く避難生活のなか、町のみなさんからの「本が読みたい」という要望に応え、ご自身が避難している身にもかかわらず、携帯電話で本を取り寄せ、体育館の一角でお店を開いてらっしゃいました。

そこから、公園に建てられたテントに移り、現在は、仮設のお店があつまった「高砂商店街」で営業されています。

こんなかわいい看板が目印。




本だけじゃなくて、かわいい文房具もたくさんありますよ。




お店の入り口の足元に、こんな貼り紙がありました。




「な め こ あ る」

?????

さすが松茸と椎茸の品質が日本一と評される山田町。

キノコは本屋さんでも売るほどあるのだなぁと思っておりましたら・・・




世間では「なめこ」のキャラクターが人気なのだそうです。

へえ。なめこ。なにがはやるかわかりませんね。




「道の駅やまだ」には、本物のなめこ。





ワイルドです。


入り口に「なめこある」と書いた方がいいと思いました。





オマケの写真は、同じ商店街にあった看板。




パンサー。

山田町はかわいい町です。


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2012.11.18 Sunday 10:04

山田マチなので山田町にいます。

山田マチですので山田町に来ております。


今回の旅の目的は、私が勝手につくったオリジナルの「山田マップ」を届けること。


この夏に開催した『山田の書きもの展 in 山田町』のなかのコーナーで、

「たんけんやまだまち」

と称して、町のみなさんから山田町のことを教えてもらいました。

それをふまえた地図が完成したため、お届けにまいった次第です。



「道の駅やまだ」内にある「山田観光協会」に置いていただきました。







山田町役場に行き、『広報やまだ』をつくっている青年たちに手渡しました。

気持ちの良い青年たちでしたので、記念写真をとりました。






左が佐藤くん、右が掘合くん。

ナイスガイズ。



どういうわけだか、急遽、町長さんにお会いすることに。

「あぁ、あなたが山田マチさん。あはははは」

笑われました。


せっかくですので、記念写真をとりました。




左から、山田町副町長さん、山田マチ、山田町町長さん。



ズボンですいません。



山田町町長の佐藤さん、本物の山田町のことをよろしくお願いします。


架空の山田町のことは、山田マチにおまかせください!
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2012.10.18 Thursday 10:23

きりきり。

 

私は、劇作家でありパフォーマーである小林賢太郎さんという人のサポートのお仕事をしています。


小林賢太郎さんは、片桐仁さんとのコントの2人組「ラーメンズ」としてデビュー。

ソロパフォーマンスや演劇など、舞台を中心に活動しています。

彼が年に一度だけテレビに登場するコント番組が、NHK BSプレミアムの『小林賢太郎テレビ』。

その第三弾となる『小林賢太郎テレビ3』のDVD&Blu-rayが、10月17日(水)に発売されました。


なぜに突然、「山田にまつわる100のこと」で小林さんのDVDのお話をしているかと申しますと、私の応援する「岩手県山田町」と関係なくないからであります。



このDVDには、山田町のすぐおとなり、大槌町の


「吉里吉里駅(きりきりえき)」


が登場しているのです!



番組のなかに「トツカク」というコントがあります。

トツカクとは、戸塚区のこと。

トツカク・トツカク・トツカク・トツカク・・・・・

繰り返して言うと、音楽のようになってきませんか?

戸塚区のほかにも高津区とか津とか支笏湖とかたくさんの地名を並べて、ひとつの曲をつくりました。


テレビで放送されていた画面は、小林賢太郎さんとスタッフが集めに集めた駅や看板の写真で構成されており、どうしても写真が撮れなかった一部分だけ、地図が使われています。


番組を制作していた昨年夏は、吉里吉里駅に番組スタッフが行くことがかなわず、地図での登場だったのですが、DVD化にあたり、山田マチ、吉里吉里駅の写真を撮ってまいりました!


今年の春のこと。

大槌町で働かれている方に、町を案内してもらっていたとき、その看板を見つけた私は、とっさに叫びました。


「吉里吉里駅に私を連れてって!」


吉里吉里駅のあるJR山田線は被害が大きく、沿岸部は現在、運行していません。

使われていない吉里吉里駅のホームに立ち、


「やっと会えたね…」


感無量で駅の看板を見つめ、一心不乱に写真を撮る私を、案内してくださった方は不思議そうに眺めていました。



大槌町は、ひょっこりひょうたん島がある町。


これは、私の家の台所にかかっているふきん。




「大槌刺し子プロジェクト」といって、震災で家や仕事を失った女性たちが、ひと針ひと針縫っています。


タグには小槌。




ただただぐっときて買いました。



「きりきり」といい「ひょっこりひょうたん島」といい、この「かもめふきん」といい、私のなかの大槌町のイメージは、「かわいい」なんですよねぇ。



さて話は『小林賢太郎テレビ3』に戻りまして。



DVDの宣伝文句には「未放送映像も収録!」と紹介されているのですが、私にとって最大の未収録映像は、この部分。

まばたきしている間にすぎてしまうような、1秒にも満たない「吉里吉里」ですが、私にとってはとても思い入れの強いワンカットであります。



『小林賢太郎テレビ3』をごらんになる方は、


♪トツカクトツカクトツカク…バンデンバンデンキリキリタカツクバシ…♪


の吉里吉里をどうぞお見逃しなく!









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2012.09.28 Friday 10:00

山田交番の山田さん。

 この夏に、岩手県山田町で開催した、「山田の書きもの展in山田町」でのお話を少々。


会場となっていた「街かどギャラリー」は住宅街のなかにあります。

前の道路は駐車禁止になっていたため、おまわりさん、もとい、警察官の方が自転車に乗って時折パトロールにきていました。


あるとき、警察官の方がふらりとギャラリーにやってきました。


「なにやってるんですか?」


不審な者が不審な展示をしていないか確認に来られたのでしょう。


わたくし山田という者で下の名前はマチと申しましてカクカクシカジカ。


こういうのもあるんですよと、『山田商店街』のなかにある「犬のおまわりさん」というお話をお見せしました。


「犬のおまわりさん」は、山田商店街をパトロールしていた犬のおまわりさんが体の不調を訴えて引退し、商店街のただのペットとなるまでを描いたお話です。


山田町のおまわりさん、爆笑。


それから、全国80万人の山田さんで山田町を応援しようと活動する「山田町応援団」の話になったときに、彼の口から衝撃発言が飛び出しました。


「山田交番にも山田がいますよ」


「ええっ。山田町に山田さんはほんとんどいないはずでは!?」


「大分県から応援に来ているんです」


「私はまだ山田町で山田さんにお会いしたことがないんです。ただ山田さんに会いたいというだけの理由で交番に行ってもいいですか?」


「いいっすよ」



さすが山田町、おおらかです。



数日後、山田町役場の近くにある山田交番に向かいました。



「あの〜、山田さんはいらっしゃいますか?」


「私が山田です」



おおっ、若き警察官の「山田さん」!



わたくしも山田と申しましてカクカクシカジカ…希少な山田さんに会えると聞いてやってきた次第です。


山田さん、笑ってます。



山田交番の山田さんは、


「お前は山田だから山田町に行け!」


と指令を受けて山田町に配属されたそうです。


警察も粋なことをしなさる。



「山田交番の山田です、っていうと町の人にすぐに覚えてもらえるからいいですよ〜」


ですよね〜。


山田町では、山田って名前はテッパンですよね〜。


世間話をしていましたら、山田さん、うしろで書類を書き込んでいる人を指差して、


「ちなみにこの人も山田なんですよ」


ええっ!!


「あ、どうも、船越交番の山田です」


船越というのは、山田町の地区の名前です。山田駅のおとなりが船越駅。



「はじめまして、山田です」


「どうもどうも、山田です」


「私だって、山田です」



山田の三つ巴。



船越交番のおまわりさんは、花巻出身の山田さんでした。


「岩手県には山田が少ないんですよ。ぼくは今まで、自分以外の山田さんに会ったことがありません」


「へぇ〜」


「山田町の電話帳にもほら、1軒だけしか載ってないんですよ」


「会わないわけですよねぇ」


まさか山田町の山田交番で、一度にふたりの「山田さん」に出会えるとは。


奇跡の山田タイム。




海の近くにあった山田交番は、津波によりなくなってしまいました。


現在は仮設の建物ですが、看板やランプなどは、もともとあったものを拾い出して使っているそうです。





山田交番の山田さんをはじめとする警察官のみなさま、これからも山田町の安全をお守りください!



山田対策も、どうぞよろしくお願いします!







***お知らせ***


9月30日(日)17時〜、東京大田区の居酒屋「きさらぎ」にて、山田町応援団イベント「山田町を食べて応援しよう!」という会を開催します。

山田町直送のお魚や野菜を食べながら山田町について語らおう、という気楽なお食事会です。

山田マチもまいります。

どなたでも参加できますので、ご興味のある方は、yamadanokakimono@yahoo.co.jpまでおたよりくださいませ。









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