2012.09.08 Saturday 11:29

山田マチの山田町ツアーのこと。

 

「山田の書きもの展 in 山田町」は無事に終了いたしました。

ご来場くださったみなさま、遠くから応援くださったみなさま、誠にありがとうございました。


それと同時に開催した「山田マチの山田町ツアー」。


こちらもおかげさまで無事に終えることができました。

参加してくださったみなさま、ありがとうございました。


一体どんな方がいらっしゃるのかとドキドキハラハラしながらの募集でした。

しかしながら、

「このブログを読んでくださっている方なら大丈夫だろう」

と、へんな自信を持って呼びかけたのも事実。

すぐに「いきます!」と名乗りをあげてくださったみなさんは、さすがに楽しみじょうずな方ばかり。


山田町で「山田」というものを見つけては「山田だ!」と喜び、山田町役場の前にある山田町掲示板を「本物だ!」と記念撮影。

「山田さん、かわいいものがあるよ」と言うので行ってみると、スーパーの商品棚に「なめたけ」の瓶のフタがずらり。






山田町とは関係ないけど、かわいいねぇ。


山田町とは全然関係ないけど、おふのふーちゃんもかわいいねぇとほのぼの。





そんなかわいいみなさんでした。


意外といえば意外だったのは、女子限定のツアーで、全員がひとりで応募されたこと。

「たぶんここにいるのは、小学校時代、トイレに行くとき友達と手をつないで行かなかった人たちだと思う」

と言ったら、みんな苦笑いしながらうなずいていました。


初対面で職業も年齢もみんなばらばらなのに、妙な一体感がある不思議な一団。


ツアー日程をざっとご紹介しますと。。。



1日目。


朝9時に盛岡駅に集合し、車で一路、山田町へ。

「JR山田線」を右に見たり左に見たりしながら、信号のほとんどない約100キロの道のりをひたすらまっすぐ走ります。

道の駅「区界(くざかい)」や「やまびこ」で休憩をとりながら、お昼には山田町に到着。

釜揚げやさんで茹でたてのうどんをいただきました。

ちくわまでもうまいと盛り上がり、レジにあった「山田生せんべい」をわけっこして食べました。


午後は、山田町在住Kさんの案内による「山田町めぐり」。

私は「山田の書きもの展」の方に行っていたので、この「山田町めぐり」には参加していなかったのですが、帰ってきたみんなに


「どうだった?」


と聞くと、


「亀仙人に会ったよ!」


「亀仙人がね、山田のことをいろいろ教えてくれたの」


「あとはひみつ。ね。」


「うん。ひみつ。ふふふ」


詳細を教えてくれません。


一体何があったのか。。。



夕方、震災後にできた入浴施設「おぐらの湯」でひとっ風呂あびて、居酒屋「初音」さんへ。


Kさんや、航空自衛隊山田分屯基地のみなさんとのお食事。

自宅が全壊しながらも任務にあたった話、震災後すぐに被災地での勤務を希望した話、町の人のためにおにぎりを何時間もにぎりつづけた話など、なかなか聞くことのできない貴重なお話を伺いました。


宿泊は、「嶋田鉱泉」という昔ながらの湯治場へ。




2日目。


朝ご飯を食べて、嶋田鉱泉の名物「熱い風呂」を体験。

私が以前くるぶしまでであきらめ、「調理する気か!」と叫んだ50度近い熱湯風呂。

みんなで体を真っ赤にしました。


宿を出て、スーパー「びはん」や「山田商店街」、最近できたお土産処「五篤丸水産」でお買い物。


それから「鯨と海の科学館」を見学。

現在は休業中なのですが、特別に内部を見せていただきました。

世界最大級のマッコウクジラの等身大模型や、町のみんなでつくった骨格標本を眺めて「おぉ〜」。


お昼は「道の駅やまだ」で。

私が購入した「わかめソフトクリーム」を一口ちょうだいと食べに来た者たちは、無言で私の元を去っていきました。


その後、あっというまに終わる「山田道路」をドライブしたり、「山田八幡宮」をお参りしたりして、夕方、「復興かき小屋」へ。

山田町やおとなり大槌町の若い衆、私の友達のおばちゃんたち、漁師さん、山田町応援団のメンバーら、約20人での宴です。

残念ながら「牡蠣の食べ放題」は季節はずれだったのですが、山田湾をながめながら、海鮮鉄板焼きやお刺身や珍味をいただきました。


お腹いっぱいの一行は山田町に別れを告げて、車でブーンと盛岡へ。

深夜バスの出発地である温泉「開運の湯」でさっぱりし、バスやホテルや自宅、それぞれの場所にお別れとなりました。


みなさん、おつかれさまでした!




……と、楽しげな話ばかりを書いてしまいましたが、実際の山田町は、壮絶です。

津波で流され、火事で焼け尽くされ、建物の基礎だけが延々と続き、集落ごとなくなっている地区もあります。

うどんやさんも居酒屋さんも商店街も、仮設の店舗です。

科学館の壁やガラスは破られ、展示物は壊され、建物のまわりはガレキが山になり、焼けこげた車が積まれています。

山田駅のあった場所には駅も線路も見当たらず、地面に立っているのに、町が360度ぐるりと見渡せます。


でもやっぱりこれは、見てもらうしかないのです。

そこに生きる人々が、どんなふうに語り、嘆き、笑うのか、会ってもらうしかないのです。


楽しいところも、つらいところも、全部ひっくるめて、私が大好きになった「山田町」を見てほしいなぁと企画したツアーでした。


町のみなさんからは「またお友達をたくさん連れてきてね〜!」と言われています。

仮設に暮らすおばちゃんたちと、集会所で「山田ティーパーティー」をしようか、なんて話も。


山田ツーリスト、機会ができたらまた企画したいです。


そのときは、いっしょに遊びにいきましょうね。

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