2013.06.28 Friday 14:47

そういえばのこと。

 

半年ぶりに、実家に帰りました。

母や妹と台所で茶をのみ、しばし近況報告などをしたところで、妹がふわりと話を切り出しました。


「あ、そういえば知ってる?」


山田家のこのセリフはご用心。

以前、これにつづいた言葉は、


「昨日ね、前に住んでた家が全焼したんだよ」


でした。


今回も今回で。


「こないだ父さんがね、頭をケガして救急車で運ばれたんだよ」


なにそのビッグニュース。


ある日、家の前の畑から「おおい。おおーい」と叫ぶ父の声が聞こえたそうです。

行ってみると、あたり一帯血まみれで、父は頭をおさえています。

どうやらビニールハウスの修繕中に、鉄パイプが刺さったらしい。

救急箱を持っていくと、

「ちがうちがう。救急車だ!」

本人の希望どおりに救急車がやってきて、隊員が処置をほどこそうとします。

それまでずっと頭の一部分を押さえ続けていた父。

隊員の指示をうけてその手を離すと、血が、


「ピューーーッ!」


と吹き出たそうです。


その「ピューーーッ!」になると、なぜかふたりは大爆笑。


おでこの上あたりから大きく弧をえがくふりつきで、ピューーーッ。


へえ、とうなずく私に、さらにつづけます。


「ほんとに、すごい勢いで血が吹き出したんだよ。ピューーーッって!」


妹も母も、涙を流さんばかりに笑いころげている。



その日の夜、もうひとりの妹と話をした時も。


「あ、ねえちゃん聞いた?父さんのケガのこと」


「うん。頭から血がピューーーッて吹き出たんでしょ」


「あはははは、そうそう。ピューーーッ!あはははは!ピューーーッ!」


同じふりつきで、こちらも爆笑。


父の額から血が吹き出る様は、どうやら相当に愉快だったようです。


彼女のスマホには、高級果物のごとく頭にネットをかぶせられ、おどける父の写真がありました。



畑仕事に精を出す父に聞きました。


「頭をケガしたんだって?」


「おお。しごひゃくってとこだな」


「しごひゃく?」


「400から500くらいは血が出たんじゃねえか」


なぜケガの度合いをミリリットルで示すのだ、父よ。



結局何針縫ったかは知りませんが、病院で処置をしたらすぐに家に帰り、トウモロコシの消毒にとりかかったそうです。


そのトウモロコシがこちら。





「トウモロコシは、もいだらすぐに茹で、食べる」


が、山田家の鉄則。


実家滞在中は、ひたすらにトウモロコシを茹で、食べ続けました。




そういえば、のニュースがもうひとつ。


家族に、猫が1匹加わっていました。


名前は「ニャー」だそうです。


猫は、ぜんぶ、そうなくよ。


まあいいか。


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