2013.08.28 Wednesday 18:22

高知県の城のこと。

 

友人に会いにふらりと行った高知県。


高知について私が知っているすべては、かつおのたたきと坂本龍馬。

ぼんやりしたイメージで降り立った町には、商店街を抜けたすぐそこに、お城がありました。


高知城。


いっちょ行ってみるか、と、なぜ私は思ってしまったのでしょうか。

城には、とりたてて興味がないのに。

歴史など、なにひとつ知らないのに。

気温が、38度だというのに。

ひとりで、城に。


遠くから眺めるかぎりは、ちょっと小高いところにある、こぶりな城でした。

門をくぐり、城をめざして坂道をのぼります。

あれ、おかしい、このへんに城がありそうなのに。

歩めども歩めども、城はいっこうに見えません。

私から城が逃げているかのよう。


汗だくになって、ようやくたどりついた城の玄関口。

城の全景を仰ぎ見ます。

おお、これが、高知城。


しかしその城に誰がいたのか、何が起こったのか、ここで歴史が動いたのかそうでないのか、まるでわからない私は、おお、城だ、と思う以外に、何も感じることができません。


なのに。


城に入ってみるか、と、なぜ私は思ってしまったのでしょうか。

毒を食らわば皿まで。

ここまで来たのだ、めざそうじゃないか、天守閣。


なぜのぼるのかって?

それはそこに天守閣があるからさ!


気温のせいでおかしくなっていたのでしょう。


私は階段をあがりました。

城ですから、冷房なぞありません。

もちろんエスカレーターやエレベーターもありません。

人もまばらです。

38度。

こんななか山をのぼって城を見にくるなんて、よほどの歴史好きか、阿呆でしょう。


吹き出る汗をおさえながら、階段を一段一段ふみしめていきます。

ついにたどりつた天守閣は、さわやかな風がそよいでいました。

高知の町を一望しながら、ひと息つきます。


この景色をながめながら、なにがしというお殿様が、なにかしらの制度を考えたり、よその藩から攻められやしないかと心配したり、年貢を増やす策を練ったりしていたのでしょうね、たぶん。


貧乏性の私は、せっかくだからと観光名所だという桂浜にもいきました。

立派な銅像があるところから察するに、坂本龍馬がここにきて、海をながめながら、なんとかぜよ、と言ったりしたのでしょうね、たぶん。

美しい浜でした。



歴史ある観光地は事前に学習しておく。


酷暑日に城にのぼるものではない。


こぶりに見えても城はでかい。




高知の旅は、私にいろいろなことを教えてくれました。


ありがとう、高知県。

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