2013.09.18 Wednesday 16:20

『ひとり暮らしの手帖』2

 

『ひとり暮らしの手帖』


これは、ひとり暮らしの、山田の手帖です。


   *  *  *


ぽっかりあいてしまった休日。


お友達を誘って遊びにいったり、ウインドーショッピングにでかけたりもけっこうですが、たまには一日中、部屋のなかでだらっとしてみてはいかがでしょう。

その際は、「誰かからお誘いの電話がこないかしら」などという淡い期待を持ちながら、なんとなくだらっとしてしまうよりも、「よし、だらっとしよう」「誘われてもけっして家を出ないぞ」と腹をくくってからだらっとする方が、はるかに快適に、だらっとできます。

   

まず、ラクな服と下着を着ます。

しめつける部分はどこもない、ゆるみきったゴムのものを選びましょう。

化粧はもちろんしません。

顔を洗ったら、化粧水もつけません。

これは、どこにもでかけない日にだけできる、私なりの美肌術。

自分の力で内側から潤わせるのです。

スパルタです。


部屋の室温湿度を、ちょうどよくします。

エアコンをつける場合は、リモコンを必ず手元に置くようにします。

暑かったり寒かったりしては、快適にだらっとできません。


飲み物を用意します。

夏でしたら、たっぷり氷を入れた大きなグラスで。

冬でしたら、ティーポットになみなみと。

そして、お菓子。

甘いもの、辛いもの、しょっぱいもの、柔らかいもの、かたいもの。

方向性の違うお菓子が何種類かある方が、だらだらと食べ続けていられます。

果物をはさむのも効果的です。

手が汚れるお菓子の場合は、わざわざ手を洗いにいかなくてもよいよう、お手ふきかティッシュを用意しておきましょう。


本は、雑誌やハードカバーや文庫など、さまざまなタイプがあるとよいでしょう。寝ころんで仰向けのときは文庫、うつぶせの時は雑誌、など、姿勢に合わせた読み方ができます。


カーテンを閉めて、電気をつけます。

だらっとしている途中で暗くなって電気をつけにいくのもめんどうですし、手元で電気がつけられたとしても、カーテンがあいていると、部屋のなかが丸見えになってしまいます。

はじめから閉めておくのがいいのです。


テレビ、DVD、CDなどのリモコンが、すべて手元にある状態にしておきます。

みる、きく、のためだけでなく、新聞の勧誘や受信料の徴収などがきたら、さっと音を消して、いないふりをするためでもあります。

もちろん、電話は近くに置いておきます。


これで、数時間は、こたつなりソファなりの定位置から、いっさい動くことなく、完璧にだらっとできることでしょう。

親にも夫にも子供にもじゃまされることのない、自分だけの時間。

ひとり暮しで本当によかった、と心底思える、数少ないひとときです。

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