2013.04.08 Monday 14:18

ソーセージのコト。

何時に起きて、何時に仕事にでかけ、何時に帰ってきて、何時に寝る。

そういった規則正しい生活とは、ほぼ無縁の状態でくらしています。

そうしたくてそうなったんだから、万々歳、ではあるんですが、困るのは、いつ自宅で食事をとれるかわからず、食材がストックできないコト。


野菜で多めに買って許されるのは、玉ねぎくらい。

基本的には、食べるときに食べるぶんだけ。

気が大きくなってキャベツ一玉なんて買ってしまうと、味わうというよりも、「食べ尽くす」「やっつける」という目的で台所に立つはめに。


お肉は、ベーコンや豚肉をたまに買ってきて、小分けにして冷凍。

なんてのをごくたまに気が向いたときに。

気が向かなけりゃなにもなし。


そんな貧相な我が家の冷蔵庫に、最近になって、新レギュラーが加わりました。

よく知っていたのにこれまで完全にスルーしていた食材が、ある時たまたま目にとまり、これだ!と飛びついたのです。


なつかしいそいつは、魚肉ソーセージ。


魚肉ソーセージは、今でもあのオレンジ色のビニールにつつまれていました。

「ヘルシー」なんていうキャッチコピーをぶらさげて。


たとえば、朝ごはん。

生でそのままサラダにそえて。

焼いて目玉焼きをとなりにおけば、ベーコンエッグならぬ、「魚肉ソーセージエッグ」。

焼いたのを卵でとじでもよろしい。


昼ごはん。

野菜いために。やきそばに。


夜のおつまみ。

スライスして生のまま、マヨネーズ&マスタードをつけて。

焼いて黒こしょうをふってちょっぴり大人の味に。


こいつ、万能じゃないか!


こんなすばらしい食材を、どうして今まで使っていなかったのか。


それはきっと、こどものころのイメージのせい。


留め具を歯でかみちぎったときの、カチリとした金属の感触。

タテにぴーっと一筋に切れたら成功なのですが、ひとたびうまくいかないと、ぐるぐるまわそうがひっぱろうが、永遠に食べられないんじゃないかと絶望させられました。

肉は贅沢品だから、しかたなく魚で…という貧乏くささもなきにしも。


小腹がすいたらこれでも食っとけ、と投げつけられていたようなものが、いまや「特定保健用食品」っていうんだから、時代はかわるものですね。

保存料着色料なしで、カルシウムが豊富なんですって。

金属をぐりぐりと噛み切らなくてもよい、ナイスな仕組みも開発されています。


賞味期限が長く、1本食べきりサイズ、生でよし焼いてよし。

ひとりぐらしでねりもの好きの私に、うってつけすぎる!


我が家の冷蔵庫の野菜室には、いつ飲むかわからないピンクのシャンパンと、魚肉ソーセージの束が横たわっています。

魚肉ソーセージ業界のみなさん、私がすっかり忘れているあいだも、魚肉ソーセージをつくり続けてくれてありがとうございます。

これからもお世話になります。



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2013.03.28 Thursday 18:39

造顔マッサージのこと。

 

ぼんやりしていたら10日くらいすぐに過ぎてしまいますね。

みなさんいかがおすごしですか?

この10日で、東京は桜が咲いて、もう散ろうとしています。

花見する間もありゃしない。


この10日のあいだで私がいちばん「ええっ!」と声をあげたのは、

「田中宥久子さん、逝去」

のニュースでした。

67歳…まだお若い…。


田中宥久子さんは、「造顔マッサージ」で有名な美容家。

私の顔をやわらかくしてくれた恩人です。


こどものころからバスケットボールみたいにパンパンにふくれていた私の顔。

バウンドしたが最後、体育館の天井につきささるほどの弾力でした。

大人になると、そこに“むくみ”が加わって、いつだって、かたくてまんまる。


そんな顔に化粧をしたところでとなげやりになり、化粧をしないと顔もろくすっぽ見なくなる。

長年ほったらかされていた私の顔に、変化をもたらしたのが、田中宥久子先生の「造顔マッサージ」です。


出会いは、雑誌「クロワッサン」。

10代のころから愛読する、40代のための女性雑誌。

そのときの特集が、ちまたで話題になりかけていた「造顔マッサージ」で、田中先生のインタビューなどとともに、自分でできるやり方が紹介されていました。

本来ならば田中先生考案のクリームを使用するのですが、ふだん使っている万能ゲルクリームをぬって、ためしにやってみることに。


指先に力を入れてぐりぐりと。

かたいところを押しながら、首の下のリンパに流してゆく。


最後までやってから、鏡を見てみました。


しまった。


やる前の顔をちゃんと見てなかった。


何がどう変わったのかよくわからないまま、翌日。


出勤すると、上司から、

「どうしたの、顔。化粧してるの?」


してないですよ。

はっ!もしや。


仕事で会った人からも、

「やせました?」


人生でやせたことないですよ。

やはりこれは。


なじみのバーに顔を出したら、

「何かいいことあったんですか?雰囲気ちがいますよ。わかった!お化粧してるんだ!」


ちがいない!


「造顔マッサージ」の効果だ!



田中先生のおっしゃるままに顔をぐりぐりしたら、顔の内部にたまりにたまっていたなにかしらが、どっと流れ出たようです。

それからクリームをぬるときは、自己流に手抜きしながも、ちょいちょいと顔をぐりぐり。

人に会ったりするときは、お化粧がわりに、いつもより入念にぐりぐり。


しばらくさぼると、電車の窓に、自分によく似た知らないおばさんが映っていてぎょっとします。

あわててぐりぐり。

もし先生がいなかったら、私の顔は重力にあらがうことなく、溶けたバスケットボールのようになっていたことでしょう。


田中宥久子さん、良いマッサージを考案してくださって、それを教えてくださって、ありがとうございました。

きっと天国でも、たくさんの女性の口角をあげ、目をぱちりとさせ、ほうれい線を消してゆかれることでしょう。


ご冥福をお祈りいたします。


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2013.03.18 Monday 19:50

商店街のこと。


前回のブログにて。

近所の喫茶店に顔を出さずにいたら、閉店してしまった…ということを書きました。

実は、その喫茶店のとなりにあった八百屋も、すこし前に閉店していました。


1本道の商店街には、八百屋、肉屋、魚屋、そうざい屋、レトルトものや小麦粉なんかも売っている八百屋っぽい店などなど、昔ながらのひなびた店が点々と存在しています。

通りを抜けたところには大きなスーパーもあるのですが、なるべく個人の商店で買うようにしています。

本も、大型書店やコンビニで買うのは極力控え、名もなき小さな本屋で購入。

「シャッター商店街にはすまい」

強い心持ちで日頃の買い物に臨んでいます。


ひなびた店が立ち並ぶ通りのなかに、ぽつりと小さな文房具屋があります。

そこだけは、昔ながらの、ではなく、外国の文具を取り扱うおしゃれな店。

店主選りすぐりのハサミやホチキスやノートやペンが、ぎっしり品良く並べられ、文具好きの私には、オアシスのような空間。


しかし客が3人も入れば大渋滞となる小さな店。

文具などというものは、基本的に数百円の世界。

昼間その通りを歩くのは年寄りばかり。


「私が買わねば誰が買う」

使命感に燃え、いつ使うかもしれない文具を手に取り、せっせと小銭を放出してきました。


数日前、その店の前を通りかかったら、窓に貼り紙がしてあります。

白いコピー用紙に、黒い字でなにやら印刷してある。

愉快なお知らせではなさそうだ。

来るべきときが来たか…。

覚悟して近づいてみると、そこには意外な内容が。


「移転します。」


移転先の地図を見ると、となり町の大きな商店街。

それも、人通りがめっぽう多い道のバス停の近く、という一等地。

しかも、広い。



買いすぎたー!


繁盛させちゃったよー!


まちがえたー!



そうかぁ、そうきましたか。

軌道にのっちゃいましたか。


あと残っている好きな店は、おばちゃんがひとりでやってるうす暗いそうざい屋、インド人経営の肉屋、おでんだねの専門店…。

これらのなくなってほしくない店とどう向き合っていくかが、これからの課題です。

行かないとつぶれるし、繁盛させすぎてもヨソにいっちゃうし。

商店街との付き合いかた、ひとすじなわではいきませぬ。




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2013.03.08 Friday 11:16

喫茶店のこと。

 
今のアパートは、住んで2年ほどになります。

ひとり暮らしにちょうどよい、ごくごく普通のアパート。

決め手のひとつとなったのが、近所に喫茶店がたくさんあったことでした。


ひとりでお話をつくったり書いたりという仕事は自宅でするのですが、家のなかにはそこかしこに誘惑が。

テレビとか本とかお菓子とか布団とか。

ふだんはやらないくせに、忙しいときにかぎって、ひきだしのなかを整理しだしたり、鍋を磨きだしたり、家具を動かしだしたり。

テストの前のあの衝動に、たびたび見舞われてしまいます。


部屋がきれいになるのはけっこうだが、肝心な仕事がはかどらない。

そんなときは、喫茶店にかけこみます。

ファミレスではやかましく、図書館では静かすぎる。

大家族で育った私には、適度にざわざわしている喫茶店が、いちばん集中できる場所なのです。


歩いて10分以内の場所に、喫茶店やカフェの類は5軒ほど。

いちばんよく行くのが、昔ながらのしゃれてない普通の喫茶店。

チェーン店ではなく、そろいの制服やエプロンもなく、メニューも普通。

コーヒー、カフェオレ、ココア、ウインナーコーヒー。

ホットケーキ、サンドイッチ、カレー、ハンバーグ、スパゲッティ。

味、サービス、インテリア、どれをとっても可もなく不可もなく。

なので客は、多すぎず少なすぎず、近所のおばさんやおじさんの集いの場といったところ。


その程よいなんともなさが気に入って通っていたのですが、数ヶ月前、歩いて20分の場所に、新しい喫茶店ができました。

名古屋育ちの私が待ち望んでいた「コメダ珈琲」が、ついに東京に。


愛知県に網の目のようにチェーン展開する、メジャーだけど普通の喫茶店。

席がゆったりしていて、おしぼりが出て、コーヒーを頼むとお菓子がついてきて、新聞や雑誌がそろっている、名古屋の普通の喫茶店。

もちろんモーニングもありますとも。夜までやっておりますとも。


そんなのができたらあなた、多少遠くても行きますよ。

うれしくって、てくてく歩いて通ってました。


先日、ちょっとコーヒーでも飲んで帰ろうと、ひさかたぶりに近所のほうの普通の喫茶店に顔を出したら、ショッキングな貼り紙が。


「閉店します」


ええっ! 

レジのお兄さんに思わず話しかけました。

「閉まっちゃうんですか!?」

「はい、ここは閉めて、ちがう場所でラーメン屋をやります」

ええっ!

ラーメンなんてメニューになかったじゃないの。

なにその方向転換。


そうか〜閉まっちゃうのかぁ。

甘ったるいココアが飲めなくなっちゃうのかぁ。。

コーンまみれの辛くないカレーが食べられなくなっちゃうのかぁ。。。

鉄板の上に細くて味のないスパゲッティがしきつめられて、その上に、豚バラともやしを炒めて甘辛く味付けしたのがのっていて、その上にバターがのっている謎の料理「鉄板ポーク」がもう食べられなくなっちゃうのかぁ。。。

さみしいなぁ。


コメダ珈琲にうつつをぬかしている間にこんなことに。

浮気した私がわるいのか。

なくなってその価値がわかる、近所の喫茶店。


これ以上「近所の喫茶店」がなくなるとこまるので、これからは「近所の喫茶店」をめぐっていくことにします。

おしゃれなカフェは大丈夫そうなので、昔ながらの、あまり人のいない方を重点的に。

つぶれそうな方から順に足しげく。


でもなぁコメダ…小倉トースト…ミルクコーヒー…シロノワール…。

やっぱり、コメダと近所、半々にします。

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2013.02.28 Thursday 19:08

そうじきのこと。


ひさびさに家電を買いました。





マキタの充電式クリーナー。


ショッピングセンターのそうじや、作業現場などでよく使われている、コードレスの掃除機です。


掃除機のコードがいまいましくてしかたのない私は、ずっとコイツにあこがれていました。


軽そう、楽そう。



仕事場の上司とホームセンターに行ったときに、


「好きなものを買ってやる!」


と言われて、私はすかさず「これ!」とマキタの掃除機を指差しました。


仕事場で使ってみたら絶好調。


壁にフックでひっかけておき、ゴミやホコリが気になったら、ひょいと手に取り、シュインと吸い込む。


ヘッドが小さいので家具の隙間や棚の下にもスイスイ入ります。


自宅の掃除機もこわれかけていたので、いきおい、同じものをネットで購入。


マキタくんがやってきて、我が家からホコリが消えました。



マキタくんとの同棲生活がはじまってすぐのころ。



とあるショッピングセンターでトイレに入り、洗った手をブオーッと乾かしていると、すぐ横の掃除道具入れの前で、2人の女性がなにやら話をしています。


そうじのおばちゃんと、買い物客の年配の奥様。



奥様「その掃除機、なんていうの? ほしいのよ、それ」


おばちゃん「ああーこれですか。え〜と、なんていうんだろう」


思わず身を乗り出しました。


私「マキタですよ!」


奥様「マキタ?」


おばちゃん「あ、ほんとだ。マキタって書いてある」


私「マキタのコードレスクリーナー。私、持ってますよ」


奥様「あら、そう。最近手が悪くなってねぇ、掃除機が重くて仕方がないから、こういうのいいなぁと思って」


私「らくですよー。充電もけっこう持ちますし」


奥様「どこで売っているの?」


私「ホームセンターや、インターネットでも売ってますよ」


奥様「となりのホームセンターにあるからしら」


私「在庫はわかりませんけどね。マキタの掃除機って言えば、ホームセンターの人ならすぐに分かると思いますよ」


奥様「掃除機って出すのがおっくうなのよねぇ」


私「これだったら手軽ですもんねー」


掃除道具入れの前で話し込む女は、3人になっていました。



友人の家にあるマキタの掃除機は、赤。


赤マキタ。


「かわいいねぇ。便利よねぇ。意外と強いしねぇ」


見るたびに盛り上がります。




女たちはいつだって、アンタの話でもちきりだよ。


モテモテだね、マキタくん。


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